WAGAYA NO MIKATA~住宅の知らないがここにある~記事詳細

我が家は本当に大丈夫? ~床下浸水への備え~         
我が家は本当に大丈夫? ~床下浸水への備え~         

日本は大雨や台風に見舞われやすく、必然的に水害の多い国となっています。近年、日本では異常気象などにより集中豪雨や台風被害が増加していて決して他人事ではありません。もし水害に遭ってしまったら家屋が浸水し、避難を余儀なくされます。自宅をどう復旧すればいいのか。大きな問題を抱える前にきちんと対策をしておきませんか?

近年、台風や豪雨の激化により床下浸水の被害が大きくなっています。浸水した水は臭気や腐敗の原因になるため、早急に排水処理を行うことで被害を小さくすることができます。

床下浸水したらするべきこと3つ

一般的な排水方法 Step1の水抜き

基礎立上り部に小口径の水抜き穴が7~10箇所あります

➡これは基礎工事中に雨が降ったときに水を抜くため。

工事中の雨水は抜けますが、お家が完成すると穴を埋め戻してしまうことが多いです!

⚠万が一、洪水被害にあった時は専用ポンプが必要となるためすぐに水を抜くことができません。

水抜きをしないと・・・

  • カビだらけになり健康被害を受ける。
  • 木材が腐敗し家の耐久性に影響が出る。
  • 漏電や火災の危険性も。

一般的な排水方法 Step2の泥の片づけ

  1. 汚泥や汚水が少ない場合・・・バケツで汲み出し。

    床板や畳など外すことができるものは全て外しておくと作業スペースが広がり◎

  2. 汚泥や汚水が大量に溜まっている場合・・・汚泥はスコップ等で除去→散水→ポンプにて排水

    排水ポンプは、家庭用のものではなく工事用の排水ポンプを使いましょう。

どれくらいの時間がかかるの?

通常、床下浸水時の排水作業におおよそ3日間以上の労力と時間が必要で排水から乾燥まで約1~2週間かかります。被災直後で精神的な負担がかかっている中、体力のいる復旧作業はさらに大きな負担となってしまいます。業者へ依頼する方法もありますが、費用が高額となるケースもあるため自分自身でできる対策を講じておくことが理想的です。

開閉式の水抜き管を用いた排水方法

モルタルでの埋め戻しを行わないためキャップを開けるだけですぐに排水が可能です。また、防蟻ブチルゴムシートが巻かれているものであれば、コンクリートと一体して高い止水性を発揮。さらにシロアリの侵入も防ぐことも可能となります。

  • ベタ基礎、布基礎 両方に簡単施工!

  • キャップを開けるだけで自然と水が抜けていきます!基礎内の乾燥にも役立ちます!

  • 防蟻ブチルゴムがコンクリートと一体化するのでシロアリや水の侵入も防ぐことが可能!

どれくらいの時間がかかるの?

水害対策製品の開閉式水抜き管を3箇所設置すると、通常3日間以上の労力と時間が必要となる作業が、約1時間で自然排水が可能となります。

長期優良住宅法改正

令和4年2月に法改正があり長期優良住宅の認定に自然災害での防止軽減措置を取っているかという項目が追加されました。ハザードマップエリアで、こちらをご使用いただくと長期優良住宅認定の一助となります。

                                      国交省 長期優良住宅認定基準改正 抜粋

まとめ

今後豪雨の影響で床下浸水に見舞われることも少なくありません。地球温暖化が進むと床上浸水するかもしれません。

今後戸建てをご検討される場合は、上記内容を参考に、水害に強い家を建てましょう。

ページトップへ